デコ平湿原・百貫清水をトレッキング(裏磐梯)

 名水百選を沸かしてカップラーメンを食べました。残ったお湯でキャラメルのお茶も入れました。甘い香りに癒されます。
 どこまでも続くブナの原生林と名水、とても贅沢な気分です。 

名水百選百貫清水〜早稲沢口


左の白いところに水が湧いています

 木道から森の中に入り小さな丸太を組んだ橋を渡ると、すぐに分岐です。まっすぐ行けば、百貫清水。降りて行けば、デコ平口駐車場です。もしも、駐車場にかえるのなら、いま来た木道を景観を楽しみながら戻るのがおすすめ。
 百貫清水までは、40分位です。まずは少しずつ登りますよ。しばらく、ゆっくり登ります。一汗かく人もいるかも知れません。すると、とても景色の良いところに出ます。
 ベンチがあったり、石が積んであったり。お弁当を食べている人もいました。少し足を停めて景色を楽しみましょう。安達太良山から磐梯山まで一望出来ます。
 百貫清水はまだまだ先です。ゆっくりと下って行くと、森がどんどん深くなって行きます。大きなブナの原生林にはいって行きます。
 見上げる高さのブナの木に、びっくりです。何メートルくらいあるんでしょぉ。10m、15m。。
 ブナの中どんどんと下って行くと分岐です。
 上を行けば、そのままブナの原生林を。もうしばらく下ると百貫清水です。

 百貫清水に下る道、岩がゴトゴトと音をたてていました。水が流れているみたぁい。自然にそうなったんでしょうか、それともうまく水を渡らせるために作ったのでしょうか、道の下からも聞こえてきます。

 そして、やっと百貫清水につきました。
 沼底の砂が、ゆらゆらと揺れて水が湧いています。ずっと見ていると、ゆらゆらと沸き出す場所を変えていきます。なんだか見ていて飽きないです。
 柄杓がありましたけれど、壊れていて役に立ちませんでした。少しだけ飲んでみました。
 「ん〜っ」かな。
 そのまま飲むと、磐梯山の弘法清水の方が美味しいような気がしますよ。でも、この水は環境庁日本名水百選です。お茶にして飲むと、おいちぃ〜。。私は百貫清水で入れた日本茶を飲んで、初めてお茶が美味しいって思ったんです。
 いっぱい汲んで帰ります。お昼はお弁当と名水カップラーメンにしました。
 ところで、何を百貫とお水を交換したんでしょう。
 調べました。尺貫の単位じゃ無くて、お金でした。一貫は江戸時代に一両は銭四貫、明治時代は10銭だそうです。
 高価なお水だったんですね。


急な下り、しんどいです


布滝到着っ

 百貫清水からは少し登ります。息がきれるほどではありません。登りの途中、落ち葉でひらけたブナの広場がありました。ベンチもあったのでお昼にしました。
  名水カップラーメン、美味しかったです。

 さて、布滝に向けて下り道です。木で土留めがしてあって階段のようになってます。歩幅があわないんですよね。けっこう疲れます。
 急傾斜、急傾斜っ。高所恐怖症(極端)の私には足もゆらつきます。
 「いつになったら、布滝つくんだろぉ。。」
 泣き入っちゃいます。
 ようやく西大巓登山道との分岐につきました。
 滝はもうすぐ。。

 斜面を歩く細い歩道の先にありました。音はずいぶん手前から聞こえていたのに、「ああっ、やっと着いた」って感じ。
 足下から森の奥の方まで、滝は続いていました。

裏磐梯のハイキングコース



裏磐梯に総延長80Kmにもおよぶトレッキングコースが完成しました。
神秘的な色をにじませる五色沼、荒涼とした磐梯山の火口、様々な湖沼をトレッキング、草木をめぐり、
様々な景観が訪れる人の目を楽しませてくれます。