弘法清水でひと休みして、山頂(1819m)までいっきに登ります。そして、山の頂きに立つと足下に広がる猪苗代湖、裏磐梯の湖沼が見渡せます。
なんだか、ゾワゾワしてきて足がすくみます、高いところが嫌いな人にはかなり気持ちがいいですよっ。
磐梯山には何度も登った事があるのですが火口壁を降りる登山道は行った事がありませんでした。だって、あんな急な断がい絶壁ですもの。ムリムリっ、コースを取れっこしません。もし、あったとしてもマニアックな荒れた道。と想像してました。でも、弘法清水の売店のおばんさんが言うには「一日に何人かは利用しているし、別にあぶない場所ではないよ。」との事です。「じゃぁ、いってみよう。」と同行のさくちゃん。お花畑を通って普通に八方台に出るはずだったのに、急きょ予定変更。断がい絶壁の火口壁を下り銅沼を経て、八方台へ登るルートにっ。 |
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同行のさくちゃんはぴょんぴょんと下って行きます、すぐに見えなくなってしまいます。そう、スキー場の急斜面のように行けども行けども下が見えないのです。「この先はどうなっているのかなぁ?」と不安になります。「さくちゃん待って、この先はどうなっているのっ。」と泣きが入ります。でも、帰ってくる言葉は一言、「大丈夫だよ」。岩や石ころがごつごつした火口に響きます、短いエコーがかかっているみたい。挙げ句の果てには四つん這い、人に見せられません。幸いに誰もいませんけれど。 |
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