磐梯山登山

 弘法清水でひと休みして、山頂(1819m)までいっきに登ります。そして、山の頂きに立つと足下に広がる猪苗代湖、裏磐梯の湖沼が見渡せます。
 なんだか、ゾワゾワしてきて足がすくみます、高いところが嫌いな人にはかなり気持ちがいいですよっ。

中の湯から山頂へ


 八方台からゆったりしたした上り道をぶなの林を眺めながら歩きます。中の湯までは本当にゆったりと武蔵野の雑木林を思わせるような散歩道です。登りつめ少し下ると中の湯に到着。山の温泉宿のような小屋がたっています。左にまいて登山道をいくとちょっぴり温泉の硫黄の匂いがしますよ。銅沼への分岐点に到着、いよいよ本格的に登りです。ここからは軍手があった方が便利。
 林の中を登って行きますよ。むしむしして暑い。岩や木の根っこが滑りやすいので気を付けましょう。一汗かいて「ちょっとお休みしたいなぁ」と思う頃、火口壁に出ますよ(左の写真、紅葉で赤くなってます)。そよそよとした風が気持ちいい。ここの場所で汗を吹きながらお茶を飲むのは磐梯山登山の大きな楽しみ。左下の青いところは銅沼、まん中あたりの青いのは裏磐梯の湖沼郡。そして、背景の山並は吾妻連峰です。左から2番目、一番に高いのが西吾妻山(2035m)。優し気な稜線を見ていると一切経山まで縦走してみたくなりますね。

 さてと出かけます。もうしばらく登ると磐梯山の南側斜面の森に出ますよ。そこに出れば登ったり下ったり楽になります。いよいよ、磐梯山の頂上も見えてきます。 笹薮をくぐり抜けると弘法清水です。お花畑との分岐点を通り過ぎると弘法清水の鐘の音が聞こえてきます。
 清水はとても冷たくて美味しいですよ(右の写真)。写真をよく見て下さい、道標の石には「四合目」と書かれているでしょ。「ええっ、まだ半分も来てないのっ」、富士登山の棒(つえ)を思い出します。一合目づつ、焼き印を押してもらいました。
 四合目ですけれど、頂上はもうすぐ。磐梯山は富士山(3776m)の半分だから山頂(1819m)が五合目なんですって、まぎわらしいですね。 いつもここでお湯を湧かしてお茶を楽しんでますよ。ココナッツのお茶とか、バニラのお茶、ほんのり甘くて良い香りがするでしょ。ゆったりとした気分でやすらぎます。

 頂上まで20〜30分のきつい登り、いっきに山頂です。気の背丈がだんだんと低くなり、やがて岩がゴロゴロとした山頂付近が見えてきます。私は息がきれてしまいそうです。ぐらぐらする石を一歩一歩たしかめながほこらのようなもののある山頂に近付きます。周りを見渡すと「わぁ〜、ダメダメっ」雄大な景観に足がすくみます。
 楽しみにしていた大猪苗代湖です。この日(左の写真)はあいにく雲がかかってしまいました。でも、分かりますか足下に広がる大きな湖。どこに行ってもすっきりはれてる私が磐梯山山頂だけは雲がかかってしまいます。けれども、以前にここでブロッケン現象を見た事あるんですよっ。
 お花畑によって帰りましょ。

裏磐梯のハイキングコース

<天文台のあるペンション カレワラ ☆彡>

裏磐梯に総延長80Kmにもおよぶトレッキングコースが完成しました。
神秘的な色をにじませる五色沼、荒涼とした磐梯山の火口、様々な湖沼をトレッキング、草木をめぐり、
様々な景観が訪れる人の目を楽しませてくれます。